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2014年9月10日

セペダ、グリエル、デスパイネ キューバ選手インタビュー&ノムさん

至宝至宝アンド至宝

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Jスポーツ『野球好きプラス』のキューバ野球特集


今季プロ野球界で大きな話題となっているキューバ人選手たち

キューバのプロ野球は1878年にリーグが発足
しかし1961年、アメリカとの国交断絶によってスポーツ選手のプロ契約が禁止となりリーグは消滅、翌年にアマチュア野球リーグが創設された
海外でプレーをするなら亡命か、アマチュアとして派遣されるかという選択肢でしたが、昨年9月に国外のプロ契約を容認
それによって今季キューバからセペダ等「至宝」と呼ばれる選手が日本のプロ野球にやってきた


なぜ国外のプロ契約容認ということになったのか

全日本野球協会の事務局長でキューバ代表の通訳を20年務める柴田氏によると



「第3回のWBCで2大会連続ベスト4に入れなかった。そのためキューバ選手の競技力向上のために海外に出すことにしたというのが一番目の目的だと思います。
前回のWBCを見た後に言っていたのはまず投手陣の技術が低い。そして送りバントなど細かい攻撃が苦手。キューバの人達は子供の頃からホームランを狙うスイングを教えられる。バントをさせるっていうことがキューバにはない技術。」

「もう一つは94年から日本の社会人や他国のアマチュアリーグに参加してましたが、その時の目的としては外貨獲得というのが一番だったので、そういった意味もあるかと思います」






ー野村さんはキューバの野球の印象は?

ノムさん「キューバでは野球は国技でしょ?にも関わらずWBCで勝てないとなると国としては納得いきませんわね。
うらやましく思うのは、国が動いて国が選手たちを支えているっていうのがね。日本もぼちぼち国技にしてもいいんじゃないかなというね、ファンも多いしね。私も野球界に60年いますけど全然進化がないっていうか、不思議な組織ですよね。」


ーシダックス監督時代に一緒にやられたパチェコやキンデランはどういった選手でした?

「ま〜練習しない。全然練習しない。でも本番になるとパーンと打つんですよ。本人に話をしたことあるんですけど、無駄なエネルギーは使わない、と。そう言われたらもうなんにも言えませんわね。たまにグラウンドを走るくらいで、ほとんど動かない。」



今季日本にやってきたキューバ選手達へのインタビュー

まずはセペダ





セペダ「最初は時差や日本の練習方法の違いに戸惑ったこともあったけど、今はすっかり日本のやり方に慣れてうまくやっていると思う。」


ーキューバと日本の野球の違いについて

「大きな違いは練習方法だ。日本は試合の4時間前から練習を始める。まず練習量の多さには驚いた。ただ、キューバとやっている内容はそんなに変わらない。走塁練習から始まって守備練習、バッティング練習をやるのは同じ。練習時間の長さは大きく違うと思った。

日本野球については守備力の高さに驚かされた、走塁の技術にも目を見張るものがあった。日本の選手は長時間反復練習をすることによって高い守備力や走塁技術を身につけている。」


ー打者中心のキューバ野球から投手中心のキューバ野球へ

「確かにキューバリーグは他国に比べて打率がかなり高い。3割を超えるバッターが多いから打者有利のリーグといえる。日本は投手のレベルが高いから投手中心といえるかもしれない。
日本の投手はコントロールが良く、多彩な変化球でコースを付いてくる。守備力も高い。ただ、野手の守備力の高さはグラウンドコンディションがとても整っているというのも理由の一つだ。」


ー日本人投手攻略のために心がけていることは?

「一番は投手に対するタイミングの取り方。配球に対してもそうだけど、日本人投手独特の投げ方にどう合わせていくのか、それを克服するためにいろんなタイプの投手のビデオを見たり、試合前の練習でスタンドティーバッティングを行ったりコーチに前から投げてもらう練習を取り入れて、なるべくタイミングをとることを意識した練習をしている。
タイミングをとるのに苦労したのは投げ方より配球に対してだ。ここでこのボールが来るのかと最初は戸惑った。タイミングをとるために自分の頭を切り替える必要があった。」




ノムさん「私も外人コーチなんかといろいろやったことありますけど、向こうの人はね、ストレート待ち構えてても仕方ないと言って、待ち構えてるところにストレートで行く。そういう時に日本人は変化球でしょ、そこが違う。」

「もう一つ、日本のピッチャーはフォークボール投げるでしょ、これに戸惑う。向こうのピッチャーは肘が壊れるっていってほとんど投げませんわね。チェンジアップ投げる。このフォークボールに外国人選手は戸惑ってますね」



続いてはグリエル



「キューバ選手は長い間海外でプレーすることはできなかった。しかし今回キューバ政府が国外でプレーする機会を与えてくれて、私はより高いれ海外のリーグでプレーしたいと思い日本を選びました」

「父は日本の社会人野球で3年間プレーしました。日本のプロに近いシステムでプレーしていたので、日本の野球について父からいろんな事を聞いていた。日本とキューバの練習量や練習方法についても聞いていたので、キューバで対応できるように練習していました。」


ここでセペダからグリエルにメッセージ






ーグリエルにとってセペダは?

「セペダは偉大な野球選手だ。キューバでは長い間一緒にプレーしていた。日本に来た時に日本の野球のシステムやどんな練習をして試合に臨むのかを教えてもらった。日本の野球にどう対処するのか、来日当初はよく話をしていた。」


ー日本人投手で印象に残っている選手は

「日本は次々と良いピッチャーが生まれてくる印象がある。中でも前田、則本、金子は高いクオリティを持っている。日本人の投手はコントロールが良い。それぞれがクオリティが高いということだ。」


ー一番最初に苦労したのは?

「ピッチャーの思考の違いに苦労した。キューバではこう投げてくるだろいうというところが日本ではそうではない。以前よりは慣れてきた感じはするが、まだ完全ではない。
打率に関しては結果は出ているけれど、スイングの強さなどはキューバ時代に比べるとまだまだ。ボールはキューバより若干飛ぶ印象はあるのでホームランも出ているけれど、今の状態に満足はしていない。」



ー今後日本に来るキューバ人選手にアドバイスは

「来年もキューバ人がたくさん日本に来ることを願っている。日本の配球に苦労すると思うので、アドバイスしていきたい。(自分も)もう一度日本に戻ってプレーしたい、オファーがあれば嬉しいね。」


ーCS進出への最後の戦いについて

「ファンのみなさんに言いたいことは、最後まで希望を失わないで欲しい。この街に喜びを与えるために、選手一人一人が全力をつくして頑張っている。ファンのみなさんには力を与えて欲しいし応援をお願いしたい。」





最後はロッテのデスパイネ



「日本球界でプレーできるのは光栄だし、日本野球も勉強したいと思っていた。キューバが認めてくれて本当に嬉しい。
昨年はメキシコ、今年は日本でプレーしているけど、キューバの選手が国外でプレーすることでキューバ選手の凄さを見せることができるので本当に良いことだと思う。」


ー日本人投手の印象

「日本は本当に良いピッチャーが多いと思うよ。WBCでも良い成績だし、アメリカでも活躍している。本当に素晴らしいピッチャーが多いという印象だね。」



ここでまたセペダからメッセージ







「彼は父親のような存在だよ。僕が代表チームに入った時にはすでに中心選手だったし、いろんなことを教えてくれて、人としても選手としてもすごく尊敬している。」


「ぜひ来年も日本でプレーしたいと思う。環境も素晴らしいし、日本でプレーすることは光栄なことなのでできれば長く日本でプレーしたいと思っているよ。」







ノムさん「アメリカにばかり目が行ってたのが、これからはキューバの選手が多くなるんじゃないですかね。パワーとかスピードっていうのは日本人が絶対に勝てない部分があるじゃないですか。やっぱり体力が違うのか、我々の現役時代から感じてましたけど、永久に勝てないものがあるんじゃないですかね。」





3 件のコメント:

  1. ロッテノデスパイネがグリエルになってるぞ

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  2. 外国人選手に勝てないから投手に才能を集めてるんですけどね
    あと練習が長すぎるのは悪い習慣だと思う

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  3. 有望な若手もどんどん来て欲しいし見たい

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